VAE

まず,通常のVAEの問題設定を確認しよう.parametric generative model $p_\theta (x | z)$とinference model $q_{\phi} (z | x)$を用いて対数尤度$\log p_\theta (x)$を下からevidence lower bound (ELBO)でバウンドする. そしてdata distribution $p_{\mathcal{D}} (x)$の期待値の下で最大化する問題として扱う.

Adversarial Variational Bayes (AVB)

まず上式をもう少し変形する. $q_\phi (z | x)$がガウス分布の場合等は,VAEで扱ったようにreparameterization trickによってSGDによって最適化できる.問題はそのように明示的な分布が分かっていない場合である.

**AVBのアイディアは$\log p(z) - \log q_\phi (z x)$を最適値としてとるようなネットワーク$T(x, z)$を導入して,これらの項を置き換えてしまう.**

このような$T(x, z)$は,$T(x, z)$をdiscriminatorとして,固定された$q_\phi (z | x)$に対して以下の最適化問題を解けばよい. この最適解は$T^*(x, z) = \log q_\phi (z | x) - \log p(z)$になる.よって,最初の最適化問題は次のように書ける. さらにreparameterization trickによって を得ることができる.

しかし,常に$T^*(x, z)$を求めるのは困難である.そこで,実際のtrainingでは以下の2つの式をtwo-player gameとして最適化する.

References

  • Adversarial Variational Bayes: Unifying Variational Autoencoders and Generative Adversarial Networks
    • http://proceedings.mlr.press/v70/mescheder17a.html
    • https://github.com/LMescheder/AdversarialVariationalBayes